リトルバスターズ! 第18話 「答えは心の中にあるんだ」 感想

嘘つき
―あらすじ―
あの、一番つらかった日々。
ふさぎこんでいたぼくの前に4人が現れたんだ━━━━
絶望の淵にいた少年、直枝理樹。
そんな彼に手を差し伸べたのは、正義の味方「リトルバスターズ」のリーダーを名乗る棗恭介だった。
それからはずっと、お祭り騒ぎのような日々。
いつしか理樹の心の痛みも少しずつ癒されていった。
──あれから数年。
5人は同じ学校の寮で暮らし、相変わらずお祭り騒ぎの毎日は続いている。
だが、恭介の就職活動が始まり、理樹は仲間たちがバラバラになることを心配していた。
そんな時、いつだって何かしてくれるのが恭介だった。
「野球チームを作る。チーム名は……リトルバスターズだ!」
こうして始まった新たな仲間探し──。
リトルバスターズが青春の日々を駆け抜ける
【関連サイト】
http://www.litbus-anime.com/

葉留佳に何故卵アレルギーと嘘を付いたんだと問い詰める理樹。
佳奈多は、小学生の時、家庭科の課題で自宅で料理を作り、写真を撮っていくことになった。
そしてその日はたまたま葉留佳たちの品評会だった。
親類たちが二人どちらが劣っているか比べる日。
卵焼きを作ろうとした葉留佳に叔父たちは佳奈多も同じ物を作れと命じたらしいです。
でもそれで葉留佳が劣っていれば叔父たちに痛めつけられる。
だから佳奈多は味噌汁にした。
どうしてと尋ねる葉留佳に対して咄嗟に卵に触れないからと答えた。
自分だけ出来るのがある。
その事が葉留佳の支えになり、今だに信じて。
ずっと・・・・・

佳奈多に聞いた事を葉留佳に伝える理樹。
葉留佳は何故そんな事を言うんだと。
あいつが悪くないなら誰を憎めば良いんだと言い走り去ります。
どうしたら良いのか悩む理樹。
このままだと葉留佳は黒い感情に押し流されてしまう。
答えは葉留佳自身が見付けるしかないと恭介は言います。
自分が本当は何を望んでいるのか・・・・・
理樹が葉留佳に伝えなくちゃいけないことはその事なんじゃないのかと。
見えない鎖から自由になるにはそれしかない。

理樹は葉留佳に本当に望んでいる事は何?と尋ねます。
葉留佳は自分が本当はどっちの子なのか知る事と言いますが。
理樹はそれを知ったら問題は解決するのかな?と。
葉留佳は解決するよと、本当にハズレだったら諦めがつくから。
なら真実がその逆だったら?
そしたら今度は佳奈多が貶められる。
マイナスを押しつける事になる。
私と同じ目に遭えばいいんだと言う葉留佳。
理樹は本当にそう思っているの?と。
二人でマイナスを押しつけ合っても幸せにはなれない。
どうすれば良いの?と理樹に尋ねるも。
答えは葉留佳の心の中にある。
憎しみに囚われていたら本当の答えは見えなくなる。
自分が心の奥底で何を望んでいるか見付ける。
憎しみよりももっと大切なモノを・・・・・・

佳奈多と話し合うって決めた葉留佳。
怯えたり恨んだりそういう事を全部止めて本当の事を。
本当の父親が誰か教えてという葉留佳に、だったら土下座でもすればと言ったら本当にやりました。
もう逃げない。真実と向き合う為に。
知ってしまえは今までの日常を無くしてしまう。
けれど葉留佳は仲間ができた。
自分をいらない人間だと言うのも、誰かを憎むのももう終わりにしたいと初めて思った。
今までの自分を終わらす為に。

自分の事を話す佳奈多。
佳奈多の服の袖の下には虐待で出来たミミズ腫れの後が痛々しく。
アタリだから恵まれてる?ハズレだから不幸?
佳奈多も優れている事を示し続けなければならなかった。
それこそ睡眠時間を削ってまでも。
出来なければ痛めつけられる。
佳奈多がどんだけ痛めつけられても優秀であるために頑張ってきた理由。
それはどちらも相応しくないとなれば二人とも用済みとなるから。
親類たちに佳奈多も葉留佳を蔑めと。
でもそれは出来なかった、だって葉留佳は自分の妹だから。
二人とも用済みとなれば妹も・・・・・・だから自分が頑張らないと。
葉留佳と話すな、手を繋ぐな、優しくするな、そしたら好きなモノを買ってやろう。
それでも佳奈多は首を振った、そしたら親類たちはならお前が葉留佳になれと。
ぶたれるのも罵られるのも怖くなかった、ただ一つ、そこで頷けなかった自分が怖かったと言います。
頷けなかった佳奈多に親類達はだったら間引くかと。
間引くならもちろん出来の悪い葉留佳。
葉留佳がいなくなってしまう。
だから佳奈多は葉留佳に辛く当たるしかなかった。
たった一人の妹がいなくなってしまうから。

佳奈多の話を聞いた葉留佳はもういいと言います。
酷いことしてたのに葉留佳の手を取る資格は無い。
そう言う佳奈多にごめんなさいと言います。
自分だけが辛いと思ってた。
でも佳奈多も苦しんでいた。
本当は分かってたはずなのに。
でもいつか会いに行こう。
お父さんとお母さんの元へ。
行こう。手を繋いで。
いつの間にか信じられなくなってた。
でも心は覚えてた、あの時の約束。
ぶわっつД`)・゚・。・゚゚・*:.

そして二人で父親の元へ会いに行きます。
終わらせる為に。
佳奈多は二木家と決別すると告げます。
そして本当の事を語る父親。
3人は同じ家で育てられた幼馴染み同士。
二人の男は彼女を好きだったけど、彼女が本当に好きだったのは自分じゃなかった。
二人の為に自分は身を引こうと決めた。
二人も双子を連れて三枝家を出て行こうとしたけれど、それを知った三枝家は強引に双子を取り上げた。
だから三枝家に乗り込んでいったと。
それが放火事件の真実。
最後に葉留佳が知りたかった事を教えようとするも葉留佳はいいと。
世界中が自分を憎んでいると思ってた。
誰しもが心の中に憎しみを抱えていると思ってた。
でもそうじゃなかった。
葉留佳は世界に悪者がいないか確かめたかっただけ。
「誰も悪くない、誰も憎まなくていい。
それが分かった。
だから、どちらの子か知らなくていいんだ。
私は私でよかった。
それが本当に私が知りたかった事なんだ。」
なにより信じたかった。
誰も悪くない、世界を━━━━

本当の笑顔が戻ってきました。
双子の姉妹が長い年月を得て再び絆を取り戻しました。
二人が一緒なら何処へだって行けます。
そう遙か彼方の向こう側へも。
総評
卵アレルギーのシーン。
あれ原作だと確か卵料理の比較みたいな感じになった時、自分よりも劣っていたら葉留佳が痛めつけられるから違う料理にしようとしたけど、親類に卵料理を強制されそうになった佳奈多が咄嗟に卵に触れないの!って親類たちの前で言ったんじゃなかったっけ?
で、比較は違う料理同士で行ったけど、結局佳奈多が卵アレルギーだという事になり、それを知った親類たちは葉留佳に卵料理を食べされて殺す気かとかイチャモン付けられて、結局痛めつけられるって事じゃなかったっけ?
佳奈多が良かれと思ってやった事は結果的に変わらなかったという。
それと葉留佳たちが両親に会うシーン。
個人的に原作での理樹が葉留佳んちに訪問する(重々しい)シーン入れて欲しかったな。
そのシーンがあるから葉留佳たちが本当の意味で家族になれた場面が際立つと思うんだが。
くそ~、やっぱり尺の問題か(´;ω;`)ブワッ(ぉ)
でもこれはこれで良かったですね。
次回はクドルートか?・・・・・・・
クドのラスト直前のシーンどうする気なんだろ?(ぉ)




【スタッフ】
原作:Key
キャラクター原案:樋上いたる(Key/ビジュアルアーツ) Na-Ga(Key/ビジュアルアーツ)
監督:山川吉樹 シリーズ構成:島田 満
キャラクターデザイン:飯塚晴子
アニメ制作:J.C.STAFF 製作:Team Little Busters!
【キャスト】
直枝理樹:堀江由衣
棗 鈴:たみやすともえ
棗 恭介:緑川 光
井ノ原真人:神奈延年
宮沢謙吾:織田優成
神北小毬:やなせなつみ
三枝葉留佳:すずきけいこ
能美クドリャフカ:若林直美
来ヶ谷唯湖:田中涼子
西園美魚:巽 悠衣子
笹瀬川佐々美:徳井青空
OP:『Little Busters! ~TV animation ver.~』/Rita
ED:『Alicemagic~TV animation ver.~』/Rita
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